安い値段でよい物のみを摂取したいと思い、ブックオフへ行った。画集とか写真集とかあればいいなあと思ったら画集のコーナーに片岡鶴太郎の作品集が山ほど売られてて、この町に文化は育たねえと確信、美術館に火をつけたよ(P-model)
バイト先が受験産業なので、よく進路相談を受けたりするんだけど、現役生ですら2ちゃんねるのコピペみたいな世界観で「大学」「大学生」「社会」「社会人」を捉えててグッタリする。
グッタリすることが多いぞ。プロフィール文のたくさんのスラッシュに「グッタリ」を紛れ込ませたい。それもこれも繊細すぎる自尊心のためです。
去年の12月くらいに「ピーキー」という言葉を知った。その言葉を教えてくれた人もなかなかで、民法の俗っぽさが嫌すぎてディスカバリーチャンネルしか観てないらしい。スラッシュの隙間に「ピーキー」も加える。
ピーキーでグッタリなここ2ヶ月をまとまりなくまとめます。
8月、ピーキー側(って何?)の大手である品田遊(ダ・ヴィンチ恐山)という小説家のトークショー(?)に行ってきた。
告知の時点では「お悩み相談」とか書いてあったから、事前に読者のお悩みなどを募集していたのかしらと思ったら、品田遊さんの悩みをみんなが聞くコーナーだった。
その中で、「僕は自分のことを普通だとはおもっていなくて、ただこの感受性はみんなにはウケないだろうな、と思いながらやってます」という言葉が出た。
他人と自分を比較するのが容易な環境になると、普通とか普通じゃないとかのいわゆる「自意識問題」みたいな段階を通り越して、出力をどこまでどうやって制御するか、みたいな苦しみに変わるんだろうか、現代っぽい悩みだと思った。自意識って言葉の消費され尽くした感ってこういうことなのかな。
帰り際に物販で本を買おうとしたらお釣りが足りなかったみたいでその場にいたスタッフ全員が自分の財布あけて千円札かき集めてくれて申し訳なかった。
本は面白かったです。
あとアーバンギャルドプレゼンツ鬱フェスに行きました。
アーバンギャルドって言ったら「セーラー服着た女の子が河原で生んだ赤ちゃんに襲われて日本刀で応戦する」とか「゙メンヘラに人権を!゙と書かれた横断幕を持ってデモ風のことをする」とかのサブカル諸々ごった煮しすぎてフランスとかでウケがよさそうなあれですよ。
そんな感じのバンドが「鬱っぽい」という基準で選んだアーティストがたくさん出るフェスに行ったのよ。
大槻ケンヂが来るっていうので。
偶然見たバンドが最高でした。
ドラマーが用意できなかったらしく、バンドなのに一度も楽器持たずに、世間を相手取ってラップバトルとかしてた。めちゃくちゃだろ。
「根暗は知性の証だ」とか「わたしは頭が良いからPSやってるだけでなんとかなる人生にしたい」とか、口に出したら終わりじゃん~!と思うことをハッキリ歌って勝手に発狂してる感じ、とても愛しいよ。根暗のみんなは要チェックだ。
V系枠はえんそくとA9でした。
A9がかつてのアリス九號.のことなんだと気づいた瞬間、中学生の時バンギャになりたかった自分が成仏しました。
(結局バンギャにはなれませんでした。the GazettEの「関東土下座組合」という曲で暴れるバンギャが怖すぎたためです)
V系といえば、最近人格ラヂオがきてる。
バンギャワナビーだった時期にも知っては居たし、なんならファンの呼び名である「リスナァ」がかっこよすぎて「リスナァ」名乗りたさで曲も聴いてた。のにハマらなかった。
それが、今見てみたら、なんだ、この、麗しいベーシストは。
ベーシストのかわいさに発狂するファン
良~!と思って調べたら不祥事(のようなこと)で活動休止してて、復活も絶望的でした。
慣れてます。
散財の心配がなくて、良いですね。
感想を言語化すること自体にグッタリすることもあるのでもっと感覚100%で生きていこうと決意!
おやすみ!